今回は、40代女性の婚活、恋と婚活お悩み相談ということで、
「人を好きになれない」という問題を解決していきたいと思います。
類似したお悩みを別の切り口でお伝えしている記事が他にもありますので、是非そちらもご覧ください。
結婚したいのに人を好きになれない40代女性の、3大原因と解決策
まず、人を好きにならないとなった時に一番初めに確認すべきは、事故や病気で脳に欠陥ができたかどうか。
それが原因で、「好き」という感情自体が起こらないことがあるのかもしれません。
好きになるという機能自体に欠陥があるのだとすれば、どう頑張っても人を好きになれません。
もしもあなたに、思い当たる節があるのなら、婚活以前に病院に行って、脳の検査をする必要があります。
でもそうじゃないんだとしたら・・・
人を好きにならないことに、どういう可能性があるのか見ていきましょう。
心理的に妨げるブロックがある
色んな種類のブロック、原因があるんですけれども、多くの場合は「恐怖」です。
好きになるのが怖い、好きになって振られたら、捨てられたらどうすればいいの。と考えてしまうわけですね。
人を好きになるということは、その人を信じるということです。
近づいてくる人をブロックするような態度をとる人はたくさんいます。
周りの人がそういう人に近づいていくと突っぱねられます。
本人は無意識にやってしまっていることなので、突っぱねたつもりなんてないので、気を付けることもできません。
今まさに自分がそれをやっているな、とリアルタイムで気づくことができるのであれば、それを途中で止めてみたりと「気をつける」こともできますが、
自分がそれをやっていても、今自分がそうしているんだと自覚できないんですから、どう頑張っても「気をつけて」「自分で止める」はできないんですよね。
高い崖の上に立てば自分の考えとは裏腹に足がすくんで動けなくなってしまうように、人間は自分の中の「恐怖」に体や脳を支配される時があるのです。
なので、その「恐怖に支配されっぱなしになって自分の思い通りに全然いかない状態」から抜け出す方法を考えれば、解決の糸口はつかめるのです。
その方法の一つが、「他人と深く関わる練習」です。
いきなり異性を相手にするのではハードルが高いと思える人は、同性から練習をスタートしてOKです。
おじいちゃんやおばあちゃん、子どもでも良いです。
とにかく他の人たちと心を開いてより深く関わる、今まで自分の話なんてしなかったのなら、自分の事を話してみる、信じてなかったけど信じてみる、などなど。
たまに失敗することもあるかもしれませんが、その練習によって「他人を信じる力」が伸びていけば、最終的には傷つくことの少ない人生になっていきます。
なぜなら、こちらが先に信じてあげないのに、信じるに値する行動を取れる人間など、めったに居ないからです。
多くの人は、誰かから「信頼されている!」と感じるからこそ、その期待に応えようと頑張っちゃうもの。
逆に、「あ~ なんかこの人に信じてもらえていないんだな~」と感じるときには、その人に好かれるような行動など起こす気にもならないもの。
だから、身の回りには信頼できる素敵な人間ばかりだ♪と言える幸せな人は、別にただラッキーなだけではなく、「まず自分が相手を信じてあげる」から始めているのです。
このように、「人を信じる力」は、あなたの人生に愛を呼び込みます。
相手は自分をバカにするような程度の低い人間ではなく、きちんと理解してくれる程度の高い人間だとまずは信じて、胸襟を開いて自己開示をしてみましょう。
たまに開示した相手が悪かった、なんて時もあるかもしれませんが、自分が恐れていたときよりも10分の1以下で済みます。
そして何かあったときには、自分がちゃんと深く関わることをしていると友達がちゃんと出来ますから、万一誰かにひどい目に合わされたとしてもみんな助けてくれますから大丈夫ですよ。
好き嫌いをしてはいけないと思っている
食べ物の好き嫌いをしてはいけないと育てられた人は多いですよね。
でも、好き嫌いの感情を封じ込めすぎの人って存在します。
そうすると、好きなのは良いけど嫌いと思っちゃダメと無理やり我慢していると、好き嫌いの感覚自体を麻痺させることになるんですね。
そうすると嫌いの方は麻痺するのですが、好きの方も麻痺してしまいます。
だから、好きばっかりで嫌いがなくなることなんてありません。
結局は、「好き嫌いの感情が敏感か・鈍いか」の話になります。
なので、好きも嫌いもあんまりないか、好きも嫌いもすごくあることになるんですね。
でも、好きと嫌いがない人間もないんですよ。
好きと思っている自分、嫌いだと思っている自分に鈍感なだけですね。
つまり、本当は好きなのに自覚が無い、本当は嫌いなのに自覚が無い、という状態になるだけなのです。
こういう場合は、「特に好きでもないのにダメ男とつきあってしまう」や「好きなはずなのに、いつもケンカばかり。しかもよく考えてみるとケンカの原因になるような悪い態度をとるのはいつも自分のほうだった…!」という、不幸な男女関係を持ちがちになってしまいます。
自分を鈍感にするトレーニングしてしまった人は、「嫌い」は少ないのかもしれませんが、「好き」もないのです。
こういう人は好き嫌いをよく自分で振り返ってみて、好き嫌いをもっと大きくするトレーニングをすると良いですね。
嫌いな人がいたって良いし、嫌いな食べ物があっても良いのです。
それが普通です。
嫌いもあってもいいんだと思えると、自分が人から嫌われた時にも使えますよ。
だって、人は誰にでも、合う合わないがあるものです。
あなたと合わなくて、あなたを嫌いだという人だってもちろん存在します。
あなたも、あなたの周りにいる人全てを好きになることなんて出来ないわけですから。
10人中、1人、2人仲良くなれれば十分ですね。
ロマンチック・ラブ・イデオロギーに染まり過ぎてない?
ロマンチック・ラブ・イデオロギーとは、何でしょうか?
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ロマンチック・ラブ(英: romantic love)とは、
一対一の男女の間で結ばれる純愛を指す社会学上の概念である。近代における恋愛の一種の理想としてしばしば扱われ(中略)
恋愛対象を「運命の相手」とし、一生の恋愛関係にあることが理想とされる。(中略)
ロマンチック・ラブ・イデオロギーとは、
近代以降、結婚はロマンチック・ラブを経た結びつきであるべきだという感覚が普及し、恋愛結婚や近代家族のあり方を規定している(Wikipediaより)
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多くの日本人が「恋愛のある結婚」をし始めたのは、ほんの数十年前。
歴史的に見ると、ずっと「恋愛と結婚は別」な結婚の仕方をしてきた民族なんです。
これは日本人だけでなく、今でも「結婚式が結婚相手に会う初日」という風習のある地域もまだ沢山残っています。
しかし現代日本に住むあなたなら、「結婚するには、必ず恋愛を絡めなくちゃいけない、だから結婚式ではじめて合う人なんてありえない。」そう思うのは普通かもしれません。
絶対に恋愛が絡んでなくちゃいけなくて、10年経ってもラブラブワクワクでなくちゃ!!と思ってる人は結構いますよね。
でも実はそれ… 実際には不可能なんです ヽ(*゜ω。)ノドテッ!!
人が恋する仕組みは、脳科学によって既に解明されています。
ある環境下におかれると、ヒトの脳内で 興奮を引き起こすホルモンが分泌されることによって恋が起こるのです。
恋の気持ち、ワクワクドキドキの興奮作用をつくるのは、脳内麻薬といわれるPEA(フェニルエチルアミン)などの脳内ホルモンなのですが、そのホルモンが分泌される期間は、「長くて4年」だと言われています。
4年以上は恋が出来ないということになりますよね。
となれば、結婚するときに困るんじゃないか?という疑問が出てきます。
だから、恋愛するのは良いですが、恋愛だけで結婚生活をやっていこうと思ったら、エンジンが不足します。
だから、「ホレたハレた」の高揚感だけで 数十年もの長い結婚生活を乗り切ろうと無茶をするのではなく、
毎日コツコツと 人の絆や愛情を ていねいに積みかさねていくことで、結婚生活を作り上げていくと良いのです。
結婚は長い関係です。
ガーデニングとかワインの醸造とか盆栽に似ています。
それぞれ、コツコツするからこそ楽しいところがあります。
「恋愛しなくちゃ」と、ロマンチック・ラブ・イデオロギーに染まりすぎてると、
「このぐらいの気持ちの盛り上がりでは好きになっていないんだな」「これは恋じゃないんだな」「この程度の気持ちでは結婚できないな」という考えになってしまいがち。
すると、男性を好きになれないわけですね。
とくに私たち40代女性は、出産のピークが終わりつつあります。
脳内ホルモンが何のために分泌されるといえば、子作りのため、子孫を残すため。
そうすると恋できる頻度は、身体の仕組みから見ても、下がっていってしまうのです。
だから40歳を過ぎたら、身体的に反応して恋愛するという原動力だけで結婚しようとするのは厳しいかもしれません。
そうじゃなくて、上でお話したような、人間関係の絆だとか愛情を積み重ねる方がすごく楽しいです。
なので、重点をシフトしていきましょう。
あい結婚スクール
婚活コーチ 山部かよ
三重県出身、熊本市在住。
経験10年以上、相談実績5000件以上のベテランコーチ。
40代でも結婚相手に妥協したくない女性の心強い味方。 「2週間で3人から告白された!」等、ミラクル続々発生中! プロフィール詳細はこちら