今回は、わたしが主催する結婚スクールの中で実際にあった、
40代女性の婚活の成功事例をシェアしたいと思います。
ユミさん(仮名)という女性の、”婚活成功事例” です。
ユミさんは当時42歳。
女性向けの商品を扱うショップの経営者です。
この方、もともと容姿端麗。
学生時代は、学園のマドンナタイプでもありました。
その容姿に加え、明るくてまっすぐな性格。
隣の学校の男子生徒がわざわざ見に足を運ぶほど人気があったというのも納得です。
なので、まさか40歳を過ぎても未婚なんて、
周りはもちろん彼女自身も、思ってもみなかったそう。
他から見れば、理想が高いからじゃないかと思いますよね。
実際、婚活コーチの私から見ても、彼女の理想は高かったですが、
それが身の程知らずだとか、妥協しないと結婚出来なかったのかというと実はそんな事はなかったんですね。
わたしがユミさんにお伝えしたこと
ユミさんには、頭の中で自分と対話して整理してみることに、まず取り組んでいただきました。
頭の中がとっ散らかっていて、
自分でも自分が何をしたいのかよく分からない状態な女性を見て、
魅力的だと思う男性はいないからです。
「あなたが本当に欲しいのはそれなのか?それともちがうのか?」
「心を亡くす」と書かれる「忙」しい日常の中でしたが、
敢えて自分のために時間を確保して貰い、
一旦立ち止まって、落ち着いてじっくり考える機会を持って貰いました。
コミュニケーションの取り方も学んで頂きました。
お店をやっているくらいですから、ユミさんは人見知りでもなく、
普段は誰にでも人当たりの良い、笑顔が多い方なのですが、
こと家族や恋人など、近しい関係の人に対して
「嫌われたかもしれない…!」と心配になると、そこから迷走してしまい、
かえってそれによって余計に嫌われるということを引き起こしてしまう、という癖がありました。
ここもユミさん、頑張って心理的なトレーニングをやり、乗り越えて
最終的にはとても素敵な旦那様を見つけて、数年経った今でも幸せに暮らしています。
彼女は、若い頃男性に恵まれていたからこそ、婚活に苦戦した部分がありました。
なんせ、可愛くてきれいな方です。
おまけにすごく明るくて裏がない性格で、
まっすぐ素直で、誰からも好かれて友達も多い。
そんな彼女が40を過ぎても独身だった理由は、
自分は何もしなくてもモテる、という事が当たり前になっていたからです。
ずっと永遠に、何もしなくてもモテるはずだと思って月日が流れていったわけですね。
そんな人でも、30代に入ったら思うようにモテなくなります。
おかしいなおかしいなって言ってる間にどんどん状況は変わっていきました。
気が付いた時にはもう40代。
オバサン扱いされるような歳になっていて、
昔の栄光はすっかり無くなってしまっていたという。
でも本人だけは、変わってることに気づけなかったんですね。
若い頃、何もしなくても男の人に困らない経験をしてきた人は
40代になっても実はまだそのモードでいることが多いのです。
ユミさんも、誰にでも愛想を振りまいたら、
勝手に好きになられちゃって困っちゃう、と言っていました。
すっかりモテなくなってもなお、変わらず。。
私は婚活コーチとして、そんな状況を見て、
今、モテすぎて困るなんて心配する必要があるのか尋ねました。
彼女はそこで初めて、ちゃんと自分の周りを見回してみて、もう必要ないことに気づきました。
それまでは、彼女にとってドストライクな男性以外には ”つんけん” しておかないと、
勝手に好きになられて困ると思っていましたが、
もうモテないっていう事に気が付いてからは、つんけんするのを止めたんですね。
そしたら男友達が出来るようになってきたり、
軽いデートをするような恋人候補の人が出てくるようになりました。
でも彼女の中ではこういう人じゃないとダメだという
ストライクゾーンが狭いというのがあったので、
それを私と確認していったんですね。
あなたにとっては男性のどの部分が本当に大事なのか、と。
彼女は最初は、
ある程度年収がほしい、
明るくて性格が良い人がいい、
レディーファーストしてくれる人がいい、
スポーツが出来る人がいい、
やっぱり顔はハンサムの方がいい、
身長もある程度あったほうがいい、
あれもこれも、あれもこれも・・・
確かに、あれもこれも全部そろってる男性の方が魅力的。
でも、果たしてそれが、通用するのでしょうか。
例えばあなたがアパートで一人暮らしするために、部屋を探しているとします。
どの部屋にするか不動産屋さん巡りをして決めるときを想像してください。
アパートAは、駅からは遠いけれども広くて、日当たりは良くて家賃も安い。
アパートBは、狭くて日当たりも悪いけれども、家賃が安くて駅から近い。
アパートCは、日当たりは良くて駅から近くて、家賃もそこそこ安いんだけど凄く古い建物。
アパートDは、駅前のピカピカの新しいビルの新築で、広くて日当たりも良くて、綺麗なエントランスがある。
素敵なキラキラなアパートだから家賃が高い。
いろんな物件が出てきますよね。
それを知った上で、どこがいいのか選ぶはずです。
駅近で新築、駅前のピカピカのビルの屋上のペントハウス。
広くて家賃も安いところが良い。
としても、実際、そんな物件はあるはずもありません。
その時に不動産屋さんに言われるのは、
「あなたにとっての一番の重要ポイントは何ですか?」。
一番大事なポイントをちゃんと絞っておいたら
現実的にそのアパートが見つかります。
全部条件がそろってた方が良いのは当たり前。
広くてピカピカで安いところがあれば申し分ありません。
そこで全部そろってなくちゃダメだっていったら、
「永遠に見つからない」って事は、アパートでも、男性でも同じですね。
自分には弱みがあるけれど、
探す相手は完璧人間じゃなくちゃダメだと言っていると、相手は見つかりづらくなります。
ユミさんはショップ経営をされているのでアクティブな人でもありました。
友達も多いんですよ。それでもです。
これがいわゆる、「白馬の王子様シンドローム」というやつです。
なので私もその話をしました。
すると彼女は怒って、「じゃあやっぱり、私の理想が高いってあなたも言うのね。」
「妥協しろっていうの?妥協するなんてつまんない!だったら結婚なんてしたくない!」と言い始めました。
そこを私がどうどうどう、ちょっとお待ちなさいと。
自分にとって一番大事なところ。
そこを重視して、2番目に大事なポイント、3番目に大事なポイント、4番目に大事なポイントをちゃんと抑えていったらそれで満足度はかなりありますよ、と。
自分にとって大事なポイントを上から4つ、多くても10個程度に絞る。
あれもこれもあれもこれもと、50個~100個くらいある人が多いんです。
それを全部完璧にクリアする人はなかなか見つからないかもしれないけれど、
上から4つとか7つとか、10個くらいだったら実際にそういう男性はいるものです。
実際に彼女も、上からまず4つ、彼女にとっての「外せない男性の条件」を上げていって、
その条件に当てはまる人を探してみた、という形で見つけることができました。
彼女は同窓会で見つけました。
高校の時から知っている相手です。
知ってる人で、何回も会ってて。
でもその人の良さに気付けなかったんですね。
それよりも実際に存在しない、白馬の王子様に目がいってたわけです。
婚活の現場では200人、300人でひとりの男性を取り合うなんて事は、珍しいことではありません。
ユミさんは、そういう所にばかり、参戦してたってことになりますね。
男性を選ぶ時に大事なポイントを整理した上で、
もう一度周りを見回してみたら、前から知っている人の中に「イイ人」が見つかったという好例をご紹介しました。
最終的にユミさんは、「今まで気づかなかった自分が求めていた人」と巡り会え、
彼とお付き合いして幸せに結婚されました。
このように、
自分が変われば周りも変わるし、自分が引き起こす結果も変わります。
あなたが変わればあなたの人生は変わっていきます。
是非あなたも、ユミさんのような状態でないか、振り返ってみてくださいね。
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あい結婚スクール
婚活コーチ 山部かよ
三重県出身、熊本市在住。
経験10年以上、相談実績5000件以上のベテランコーチ。
40代でも結婚相手に妥協したくない女性の心強い味方。 「2週間で3人から告白された!」等、ミラクル続々発生中! プロフィール詳細はこちら