今回は、40代女性の恋と婚活成功事例ということで、
一人暮らししたら3ヶ月で、素敵な男性と結婚が決まった、マリさん(仮名)のお話です。
マリさんはアラフォー、ずっと実家暮らし。
あなたも聞いたことがあるかもしれませんが、
結婚できない人の大きな特徴は、実家住まいであること。
パラサイトシングルと言う言葉があります。
「パラサイトシングル」と言う言葉があります。
「パラサイト」は「寄生」、「シングル」は「独身者」という意味。
主に両親のお金・住処・家事労働などに依存(又は寄生)して生活している独身者のことを指します。
例:仕事をしていて収入があり自分の買物は自分でするが、
実家に住んでいてその家賃は払っていない。
食費は払っているが、料理と洗濯は母親にしてもらっている。
例:独り暮らしして生活費も家事も全部自分でやっているが、
親の所有するアパートに住んでいて家賃は一部しか払っていない。
例:実家に住み、家の手伝いはよくするが、
食事を母親に作ってもらっている。
無職なので生活に必要なお金は親の年金から出してもらっている。
これは既に一般によく知られるようになった現象ですが、
「パラサイトシングルは結婚できにくい。」という事実。
これって、どうしてなのでしょうか?
実家に住んでると、気を遣わなくていいし、寂しくない。
家賃もほとんど払わずに済むし、炊事洗濯もやってもらえる。
どれかひとつでも当てはまればそれは、結婚できない要因になります。
それは、「依存」が存在するからです。
(注:絶対に誰にも頼ってはいけないということではありません。
依存自体はしても良いものです。それが「程よい」程度なら問題は出ません。
しかし、その人にとって「必要以上」に誰かに何かを依存するということが
一つでも有ると、
「結婚できない」
「結婚してもうまくいかない」
「本当は嫌いな友達と腐れ縁」
「上司や親などと仲が悪くなる」などの問題になって起きやすくなり、
酷い場合は「殴りたい」等の極端な感情にまで発展してしまいます。)
マリさんは、止むに止まれぬ事情で実家暮らしをしていました。
怠けて実家に住んでるわけではありませんでした。
この生徒さんは、体が弱かったんですね。
体が弱いから、お仕事が週に半分ぐらいしかできない状態でした。
それで金銭的に余裕もないからと、実家に住んでいたわけです。
親との共依存も何もなく、心身ともに健康に暮らしているのであれば、
それでもちゃんと結婚できます。
でもそうじゃない人が大半です。
まず、普段なにを考えてるのか聞きました。
彼女は、1日24時間のなかで、睡眠以外は、親に対する文句ばかり考えて過ごす…、そんな人生だったそう。
親に世話してもらってるのにも関わらず、文句が出てくる人は多いです。
でも逆に言えば、親に世話になってるからこそ文句が出てくるんですね。
人間の心理には、トリックがあります。
強盗犯に人質にとられ命を脅かされる緊張状態が長く続くと、なぜかその強盗犯を好きになってしまったり、その強盗犯に協力したくなってしまうという不思議な現象で知られている「ストックホルム症候群」のように、
ある一定の環境下に置かれると、人間は誰しも 心理的に○○になってしまう、という傾向を見せるのです。
元の性格がどんなに良い人でも、ある一定の環境下に置かれれば、意地悪になってしまいますし、
元の性格がどんなに温厚な人でも、ある一定の環境下に置かれれば、攻撃的になってしまう。
元々どれだけ独立心旺盛で、頭の良い人でも、
うっかり「依存」という環境下に自分を置いてしまうと、だんだん性格が変わってきてしまいます。
(適度以上の)「依存」が自分の中にあると、
自分を依存させてくれている(世話などしてくれている)人が、段々うっとおしく、憎く思えてきます。
なぜか、本来なら恩を感じねばならない筈の相手に対して、嫌いという気持ちが出てきてしまうのです。
(それが「適度な量」の依存の場合は、その相手に「感謝」「いつもありがとう」という気持ちしか出て来ず、決して嫌いになったりしません。)
しかし、どれだけその相手を憎く嫌っても、その相手から離れると自分は困ってしまうのです。その相手が与えてくれるものに依存しているのですから。
困りたくない・得できなくなりたくない、という気持ちから、その相手を嫌いなのに 傍に居なければならなくなります。(くされ縁になる訳です)
嫌な相手に縛り付けられるようなカンジでずっと一緒に居なければならないなんて、ちょっとした地獄です。なので、その相手に対する憎悪はどんどん膨らんでいってしまいます。
しかもこの「依存」にはまってしまっている人は、相手に与えてもらってもなぜか嬉しく感じられず、また、どれだけ沢山与えられてもなぜか「まだ足りない。まだ少ない。」と思えてしまい、まるで餓鬼のように飢えて「もっとくれ、もっとくれ」と際限なく要求し続けてしまうようになっていきます。このドツボにはまってしまうと、「満足」という嬉しい感覚が当人から失われてしまいます。
その相手にしてみれば、自分はこんなにかいがいしく与えてあげているのに、なぜ感謝されないんだろう?なぜ嫌われなければならないんだろう?と当然思うので、「恩知らず」「わがまま」と腹を立てることになります。
よって、自分にとって必要以上に 誰かに世話になってしまうと、「依存」の危険な罠に陥ってしまうことになります。
マリさんもご多分にもれず、ここのハマってしまっていたわけです。
本来ならもうちょっと自立できる力を持っているのに、
必要以上に親御さんに世話になってしまっていたからこそ、
親に文句が出てくるようになってしまっていたのです。
本来マリさんは、たとえ親が「家に居なさいよ。」「ご飯作ってあげるわよ。マリちゃん、○○が好きでしょう?^^」等言ってくれたとしても、自分のために心を鬼にして、甘えないようにしなければならないところだったのです。
体も甘やかすだけではなく鍛えることが、健康に繋がり、結局は自分のためになりますが、
精神(心)も同じく、甘やかすだけでなく時には鍛えることが、心の健康に繋がり、結局は自分のためになるのですよね。
なので、マリさんにはこの「依存」から脱出できるために、
一回実家を出てみるようアドバイスしました。
彼女は、病弱な私にできるのかと、不安だったようですが
自分の生活はちゃんと自分でできるし、週に数日とはいえ仕事もできます。
親元から遠く離れる必要はありません。
1ヶ月だけでもいいから、ひとり暮らししてみるべきだとお話しました。
そして彼女は、アパートを借りてひとり暮らしをすることに。
これは彼女にとっては大きな勇気を必要とすることでした。
それまでの彼女はご自分では気がついていませんでしたが、
実は「私は体が弱いから」ということを口実にして生きる癖がありました。
ここ一番の勝負時やチャレンジ(チャンスとも言えますが)になると、怖くなってしまって
「私にはできない。だって体が弱いから仕方がないんだもの。」
と、逃げてしまう、ということを繰り返しやってきてしまっていました。
勇気を持って挑戦してみない、ということは、大きな成功もできない、ということですので、
そのおかげで、アラフォーという、
世間ではもう立派な大人であることを期待される年齢にも関わらず、
彼女は自分に自信が持てなくて困っていたのです。
「私は何も大きな成功や成果を収めたことがないから、
こんな自分に自信がない」と心の中で繰り返し言っていました。
マリさんがこの辛さから脱出するには、何らかの大きなチャレンジが必要でした。
そして彼女は、「お金や体調に不安があるにも関わらず、
それでも独り暮らしに挑戦」してみたのです。
これはマリさんの大英断でした。
すると、体も丈夫になってきて、毎日仕事に行けるようになりました。
誰もがひとり暮らしをすれば、こうなるとは限りません。
でも彼女にはこんな効果があったんですね。
彼女に足りなかったのは、責任感。
どんなに可愛くて性格が良くて優しい人でも、
責任感のない人は男性から見て、奥さんにしたいと思われることはありません。
例えば、家庭を任せられないわけですよね。
子供ができれば、子供を任せられないわけです。
恋人にするにはいいけど、奥さんにするにはちょっとなという感じ。
彼女はそれが原因で結婚できなかったのです。
荒療治ではありましたが、ひとり暮らしをすることによって、責任感が芽生えてきました。
そして、自分のことは自分で幸せにしなくちゃいけないこと、
自分の生活は自分で成り立たさなくちゃいけないことを思い知り、
別人のように強くなって、「おとな」になることができました。
そして、それによって「できるようになった」自分に、確かな自信を持てるようになったのです。
彼女はこれによって、話し口調や物腰までがゆったりと優雅な感じに変わりました。
これって、やり遂げた本人にとっては、本当に嬉しくて気持ちの良い状態なんですよね(^^)
実家暮らしから卒業してほんの数週間で、親の文句は一切言わなくなりました。
3ヶ月経つ頃には、何十年もひとりで暮らすのは大変だと
ひとり暮らしの経験を経て、心から思うことができたことで、「正しい婚活」に乗り出すことができるようになりました。
婚活コーチングを最初に受けていただいてから、正しい婚活をお伝えした期間は3ヶ月。
3ヶ月後には、素敵な男性との結婚が決まりました。
マリさんは、今も幸せに暮らしているようです。
気持ちの状態を変えるだけで、人生って変えられます。
ただ、自分の「今」の状態がどうなのかは実際のところ、
自分自身ではなかなか気づくことができません。
これが原因で、「長年婚活してるのに全くうまくいかない…」
そうお悩みの40代女性はとても多いです。
そういう時は、婚活コーチや周囲の人たちに、客観的に自分を診てもらうのもおすすめですよ。
あなたも変わることができれば、
結婚は意外と簡単にできちゃうかもしれませんよ!☆
あい結婚スクール
婚活コーチ 山部かよ
三重県出身、熊本市在住。
経験10年以上、相談実績5000件以上のベテランコーチ。
40代でも結婚相手に妥協したくない女性の心強い味方。 「2週間で3人から告白された!」等、ミラクル続々発生中! プロフィール詳細はこちら