40代の出産にお悩みのあなたへ、経験者が語る「子どもを持つ幸せ」

40代の出産経験者

私は44歳で初めての子供を産みました。

私の当初の(中学生位の)人生計画では、20代の後半には結婚して、すぐに子供がカンタンにでき、何人もの子供のママになっていた筈でした。

が、そんな淡い期待は激しく外れ...(涙)

そもそも結婚自体、恋人さえできれば自然に決まるやろ、と思っていたのに
何人恋人を作っても全然結婚につながらず、
なんと21人目の彼で
(しかもかなり結婚を強要したあげく(笑))
やっと決まる、というていたらく...(汗)

もう30代だったので、当初の予定からはいきなり遅れての出発。

そして結婚後、すぐに子供なぞできるのだろうと思いきや、
妊娠はするものの何度妊娠しても全然出産につながらず、習慣性流産になってしまい
なんと7回目の妊娠で
(しかも もう年齢的にもこれはさすがにもうダメだと諦めた辺りで)
やっと出産につながったという...(汗)

私、「結婚して子供を産む」ってことは、カンタンで誰でもできることだと思い込んでいました。

なんで勝手にそう思い込んでたのかな?と振り返ると、私の母がそんな風だったからなんです。

そして私の両親の世代は、「皆な結婚」していたからなんです。

しかし、私にはひとつ、大きな誤算がありました。

それは、団塊世代の人たちは20才そこそこの若さで結婚していた、という事実を計算に入れてなかったということ。

私の母がカンタンに結婚できたのは、その当時彼女が21、2歳だったからこそ。

今と違って ある意味では半ば強制的に皆な結婚させられていた時代だったからこそ。

(今は、本人が強く望まないと結婚できない時代ですが、当時は本人が強く望まないと独身で居られない時代だったようです)

そして、私の母がカンタン(そうに見えただけかもしれませんが)に何人も出産できたのは、やっぱり若かったらから。

母にできたからといって、私にできるとは限らなかった...!

しかも、結婚や出産とは、まるで体力を使うスポーツのように20代前半の人には比較的カンタンにできるのに、
30代になると途端に難しくなったり40代になると滝を落ちるように更にグンと難しくなったりすることなのだ、ということに気づいていませんでした..(泣)

でも失った若さはもう返らない。。。(涙)

私は結婚自体を母がした年齢よりも大幅に遅くしたせいで、
その後に来る出産はもっと難しくなってしまっていたのでした。

40代になってから不妊治療クリニックに通い始めて気づいたことは、
他の患者さん達の多くは、30代前半(中には20代の方も)だった...ということ。

私は本来なら、30代で結婚して、2年子供ができなかったら(その時点で既に30代半ばでしたし)すぐに不妊治療クリニックの門戸を叩かねばならなかったはずなのに、そんな状況下に自分が居るなどとはつゆ知らず、
たっぷり十数年経って、40代になってからやっと
「おや? 子供なぞカンタンにできると思い込んでいたが、おかしいな?
 こうなったら、最後の手段で 不妊治療クリニックに行くか!」
と のんびり&やっとクリニックに行き、
そこで初めて「来るのが10年遅かった...。 ; ̄ロ ̄)!! 」

とやっと気づくというイタさ(汗)

さらに、クリニックでの不妊治療は、

「最後の手段」などではなく、

どちらかと言えば、妊活の始まりであった...。

我ながら、ボーっとしているにも程がある!

子供を無事出産するということが、こんなにも大変だったなんて、知りませんでした。

私は別に年齢の割りに体が若かったわけでもなく、特別に体力があったわけでもなく、本来ならもう子供は望めないような状態になっていましたから、そんな私に子供ができたのは、ホント奇跡としかいいようがありません。

私の場合、「フツーに結婚して子供を一人産む」というところまで達成するのに、
なんと24年もかかっていました...! ( ̄▽ ̄;)!!ガーン

結婚までも遠かったし、子供までも遠かった...!

妊活にはなんだかんだで100万円以上かけたし、高齢でリスクのある出産でしたから命がけでしたし、障害のある子が生まれてもおかしくない覚悟でしたし、
(まあ、今でもうちの子は幼いので、本当に障害が無いかどうかはまだ分かりませんが)

出産後の体の回復も 若いお母さん達からすれば信じられないほど時間がかかりました^^;

うちの子が小学生になる頃には私はどっぷり50代、
高校生になる頃には60代です(わお)

日に日に成長して体力が増えていく、人一倍やんちゃで元気なわが子についていく体力があるのか、今からとっても心配です^^;

それに赤ちゃんの世話はそれは大変でした。
夜もおちおち眠れないし。

それなのに、です。

これだけ大変なことがズラーっと並んでいるというのに、私はめちゃめちゃ幸せなのです。

これはホントに「こどもマジック!」としか言いようがありません。

あんなに言う事聞かずにギャーギャー泣くのに、めちゃめちゃ可愛い♪

こんなに面倒くさいことが山ほどあるのに、
気がつけば、なぜかいそいそと嬉しそうに子供の世話をしている私が居る。

時々、もう体力限界...とダウンしそうなのに
なぜかそれでも倒れずやり切ることができちゃう自分が居る。

どれだけ大変でも、子供が一回ニコッと笑ってくれるだけで、
ストレスも疲れも、全部ぶっ飛んでしまうのです!

ある方が、「子供のためなら死ねるよね。」と仰っていましたが、本当にそうだな~と思ってしまうのです。

私もどうやら、子供のためなら、何でもできるようです。

「自分の知らない自分」が登場するんですよね(笑)

この自分の知らないすごい自分は、まるでターミネーターのようです。

で、「できるかな、できないかな?」とか考えてる間もなく、気がついたらもう既にやっているのです。

私、こんなにちゃんとできる人間ではなかった筈?!
私、こんなに子供好きじゃなかった筈?!

ホント、狐につままれたようです。

しかし、私のセルフイメージなど関係ないといわんばかりに、
子供が必要とするときには、自動的に私の中から「おかんマン」が登場して、私の知らないうちに不可能を可能にしていってしまうのです。

これから子供を産もうかな、でもワタシに子育てなんてできるのかな?とお悩みのあなた、
ズバリ、「案ずるより産むが易し」ですよ(^^)

そんな心配はいりません!(とこの際言い切っちゃおう)

夢中で子育てしているうちに気がついたら、
以前とまるで違って色んなことを可能にできている、大きく成長した自分が居るのです。

そして目の前には、めっちゃめちゃ可愛い、天使のような寝顔の我が子が居るのです♪

あ~、このしあわせ!
なんと表現したらいいのかしら?!

出産と子育て、この体験を通じて、世のお父さんお母さん達に、すごい尊敬の念を抱くようになりました。
もちろん、自分の両親にも感謝を深めました。

世間の子供たちがみんな可愛く、自分ごとのように思えるようになりました。

世間の大人たち(もと子供)は、そのご両親の何十年ものたゆまぬ努力の結晶なのだと思うと、これまた人を大事に思える気持ちが強まりました。

この記事の筆者
あい結婚スクール
婚活コーチ 山部かよ


三重県出身、熊本市在住。
経験10年以上、相談実績5000件以上のベテランコーチ。

40代でも結婚相手に妥協したくない女性の心強い味方。 「2週間で3人から告白された!」等、ミラクル続々発生中! プロフィール詳細はこちら