40代の婚活市場の現実と、立ち向かうべき「年齢のハンデ」

婚活市場の現実


今回は、女性の婚活、「40代の婚活市場の現実」についてお話します。

あなたは、「婚活市場」という言葉を、聞いたことがあるでしょうか。
もしかしたら、「婚活にもマーケットというものがある」ことを聞かれたことがあるかもしれませんね。

市場、マーケットとは

例を出してわかりやすく説明してみましょう。

就職をするときで言えば、「就職したい人」と「人を雇いたい会社側」との間に需要と供給が生まれます。
そしてそれによって、マーケット<労働力、サービスの売り買い>が自然と出来上がっていきます。

魚市場だとか青果市場のように、実際にどこかの会社が「ここが市場ですよ」という場所を作ってそこに人を呼び寄せて、競り合って作り上げるマーケット、市場もありますが、
人材市場のように、別に誰も作っていないのに自然と出来上がる市場というものも存在するわけです。

株の市場でもそうですね。
今現在、市場、マーケットがあるわけではありません。
でも実際は、みんなの仮想空間、頭の中には市場があるわけです。

婚活においても同様に、市場、マーケットというもの、そして需要と供給があります。
婚活で言えば、「結婚したい男性」と「結婚したい女性」ですね。

男性側は、「こんな女性と結婚したい」、「こんな女性とは結婚したくない」というものがあります。
女性側も、「こういう男性とは結婚したい」、「こういう男性とは結婚したくない」というものがあるはずです。

婚活をしている人たち全てが、こういう人が欲しいという「需要する側」と、結婚してあげる、という「供給する側」と両方の立場にいるということですね。

ですから、婚活や恋、結婚する、というところにおいても、市場が出来上がっているいうことになります。
あなたには婚活市場に参入した覚えはないはずですが、こういう類の市場、婚活市場は、
「そろそろ結婚したい」とか、「そろそろ結婚に繋がる恋がしたい」と思ったときには、自動的に入ることになるわけですね。

あなたはすでに婚活市場に流通しているんですね。そして、流通させている側でもあるのです。

就職の人材市場と同じですから、マーケットの原理に反したことをしても、マーケットの原理なんか無視してやりたい、と思っても無視はできません。

そのステージの上で踊らなくちゃいけないので、そのプレイグラウンドの上で、自分が闘わなくちゃいけないというその土台があります。

例えば、上りのエスカレーターがあって、その上にいたら、「自分は下がるんだ!」と思ってもなかなか下がれません。
どうせなら上りたいときに上りのエスカレータに乗った方がスムーズにことが進むわけです。

自分の土台になる部分、例えでいうなら、そのエスカレータが上りなのか下りなのか、どんな状態なのかを知らないと、自由に上ったり下ったりしようと思うだけでは上手くいきません。
どうしても影響を受けてしまうので、婚活で上手くいきたいのなら、婚活市場のことをよく知っている必要があるということです。

実際、現代の婚活という市場で40代女性が婚活をすると、現実は厳しいということを突きつけられます。
ハンデを持って闘わなきゃいけないような、ハンデありの闘いになってしまいます。

どんなに性格がよくても、どんなに優しい人でも、どんなに美人でも、どんなに学歴が高くても、特別に何か得意なスポーツがあったとしても、そんなのは全然関係ありません。婚活に関しては、ほとんど関係ないのです。

婚活においては、年齢というのが一番大きいファクターになってしまいます。

どうしても40代になれば、40代という年齢のハンデを持ちながら闘うことになります。

でも、ハンデがあったって、負け確実、というわけではありません。
結婚が「不可能」というわけではないのです。

「難しい」というだけで、実際現実が「厳しい」というだけで、ハンデがありながらも幸せな結婚を手に入れる人達もたくさんいるわけですよね。

私がお教えしてきた生徒さんたちでも、40代の方でも、40代後半の方でも2人に1人ぐらいはハンデを超えて、
幸せな結婚をされていたり、めちゃくちゃモテたり、大きな成果を出してくれていますから。

40代の婚活、どんなハンデがあるの?

まずあるのは、年齢差別

世の男性たちは、私たちよりも10歳も20歳も若い女性達に対する態度と40代50代の私達に対する態度は全然違いますよね。(笑)
特に30代後半ぐらいから「あれ?」と気づいたりすることもあるのではないでしょうか。

女性から見れば、年齢差別と感じることもしばしばですが、当の男性本人は、差別しているつもりもないようです。
差別してやるという意地悪なつもりもないけれど、知らない間に態度を変えている、ということが起こってしまう。
それを叱ったところで、その人にそのつもりはないから直りません。
しかもその人だけじゃなくて皆がそう…という状態に置かれてしまいます。

年齢差別されてしまう。おばちゃん扱いされてしまう。
「僕はもう40代の人は恋愛の範囲には入っていません」と、言わんばかりの態度を取られてしまうこと、よくありますよね。

「もう結婚してるよね」と思われてしまう

女性の中には、40代の人でも、「結婚して子供が高校生」という人もたくさんいるわけなので、「もう結婚しているかも」と思われてしまうこともあります。

だから、独身女性として恋のターゲットの中に入れてもらえていない、とかね。

「あ、もう結婚してると思っていた。だから恋人も募集していないと思ってた。」と思われがちというのもあります。

大学出たばかりで20歳そこそこの女の子だったら、結婚してるとは思われないことも多いですが、
結婚している人たちが多い年代になってくると「もう結婚してるだろう」と勝手に思われて、その恋の鞘当てとかには参加しないんだろうな、と思われるという可能性もありますね。

合コンとかにあまり誘われない

若い女の子を誘ってほしいという男の人が多い傾向があるので、
合コンだとか、みんなで集まるというときに、あなたに声がかからないということがよくあります。

出産できないと決めつけられる

40代での婚活で、お見合いしたり、色んな人に会ったときに、
「もう40代だから結婚しても子供ができにくいんじゃないですか?」、「僕は結婚は子供が欲しくて婚活してるから、もっと若い女の人がいい」みたいなことを言われてしまう。
言われなくても、その理由で離れられてしまう、捨てられてしまうということや、「子供が産めたとしても、子供に障害が残ってしまうんじゃないの?という心配があるからやっぱり若い人がいい」と言われることがよくあります。
悔しいですが現実です。

でも、実際に子供ができるかできないかは、その人の体によって違います。
必ずしも40代になったら、子供ができないわけではありません。
実際に私も40代で子供を産みましたし、そういう人もたくさんいますしね。

子供ができにくい、子供ができるかできないかは実際にはわかりません。
実際、若くたって、できない人もいるわけです。

ここで言えるのは、「年を取ったら、子供ができないんじゃないの?」と言われがち、ということですね。

ここまで読んでもらえた人はもう気づいてるかもしれませんが、
相手に対して怒ってもどうしようもないことばかりですよね。

怒るだけでは解決しないので、現状を知りつつ、
上手にハンデがついたままで勝つ、という方法をやっていく必要があるわけですね。

どうしたらハンデを克服していくことができるのか、
ハンデを持ちながら成功していくことはできるのか、などといった婚活の正しいやり方については、別の記事や動画で詳しくお話ししています。

今回は、婚活市場というものがあるということ、
婚活市場の現実は、40代に対してどういうものなのか、ということをお話しました。

あなたの参考になれば幸いです。

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この記事の筆者
あい結婚スクール
婚活コーチ 山部かよ


三重県出身、熊本市在住。
経験10年以上、相談実績5000件以上のベテランコーチ。

40代でも結婚相手に妥協したくない女性の心強い味方。 「2週間で3人から告白された!」等、ミラクル続々発生中! プロフィール詳細はこちら